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バー物語(フィクション)№26

 「いくらだったら」
 男が後ろでどなった。私はゆっくりふりむいた。
 「いくらだったら借りてくれるんですか」
 男がもう一度繰り返した。私は煙草を口にくわえながら椅子に座りなおした。交渉したがってる、そう思った。火をつけつけながら相手の目を見る。
 「ラーメンすることに決まってるのでは?」
 「先ほども言ったでしょう。まだ交渉中なんです。こういうのは早い者勝ちです。保証金の事なら考えますよ」
 「考える?大家は…」
 「この物件は私が借りてます。又貸しをしたいんです」
 『又貸しで保証が200か。値切れるな』
 「50万」
 「お客さん、50万はきついです。この辺の相場は、」
 「100万円。明日用意できる」
 ああ、言ってしまった。あてのない金。
 「わかりました。明日こちらも契約書作っておきます」
 え?決まったの?
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テーマ : 連載小説
ジャンル : 小説・文学

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  • Author:higemaster
  • 桜咲くころ=淡路島の地鶏焼きをメインに熊本直送馬刺し、鹿児島の親鶏、黒毛和牛のてっちゃん、ほか、おいしい一品料理を楽しめます。また、日本酒、焼酎、ワインがリーズナブルに楽しめます。
    ピアノバー・トップウイン=1935年製の古いスタインウェイのグランドピアノがたまに鳴ります。ワインを中心にカクテル、シングルモルト、日本酒、焼酎等できるだけ品質の高いお飲みものをそろえるように努力いたしております。
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