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小説・菜その8

「おいしくないんです」消え入るような声でこわごわ言う菜。
「おいしくない?」大声で絶叫する本橋。
「おいしくないなんて、なんて贅沢な。ぜいたく、意味わかる?この食べ物はお百姓さんが一生懸命作って、給食のおばさんがまごころこめて作ったの。わかる?おいしくないからたべませんなんて許しません」
 菜は真っ赤になってる本橋の顔を見る。やっぱり、おとうさまとは違う。義昭は怒ったら青くなる、白くなる。どこかガスの炎を思わせる。本橋は練炭のようだ。思うと少しおかしい。『くすっ』
 言い過ぎたかと反省する本橋に菜の小さな笑顔。わかってくれたと勘違いする本橋。
「じゃー、昼の休みの間に全部食べるのよ。わかったわね」
 こっくりする菜。しかし不安だ。食べることが出来るのか。
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テーマ : 自作連載小説
ジャンル : 小説・文学

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  • 桜咲くころ=淡路島の地鶏焼きをメインに熊本直送馬刺し、鹿児島の親鶏、黒毛和牛のてっちゃん、ほか、おいしい一品料理を楽しめます。また、日本酒、焼酎、ワインがリーズナブルに楽しめます。
    ピアノバー・トップウイン=1935年製の古いスタインウェイのグランドピアノがたまに鳴ります。ワインを中心にカクテル、シングルモルト、日本酒、焼酎等できるだけ品質の高いお飲みものをそろえるように努力いたしております。
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