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小説・菜その1

「いってきます」
 菜は母に向かってきちんとお辞儀をした。行き先は小学校。
 今日は新入生の写真撮影。菜は朝から入念に髪にブラシをかける。母の和子は菜のお気に入りを探す。といっても、服のバリエーションは少ない。洗濯できているものを用意する程度。
「おかあさん、靴下」
「はいはい。これね。さいちゃん、車に気をつけてね」
 小学校までは歩いて10分。菜は走る。走るのが好き。学校も好き。まだ、授業らしいものを受けていない。が、好き。菜は何でも好き。
「食べ物は残すな」
 父の義昭の口癖だった。
「親の言う事を聞け」「弟の面倒を見ろ」
 菜の弟はまだ2才。タンスの引き出しを開けてめちゃくちゃにしても和哉はしかられない。菜が怒られる。
「きちんとしろ」
 菜はきちんとする。嫌いなものはない。全部好き。
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テーマ : 自作連載小説
ジャンル : 小説・文学

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  • 桜咲くころ=淡路島の地鶏焼きをメインに熊本直送馬刺し、鹿児島の親鶏、黒毛和牛のてっちゃん、ほか、おいしい一品料理を楽しめます。また、日本酒、焼酎、ワインがリーズナブルに楽しめます。
    ピアノバー・トップウイン=1935年製の古いスタインウェイのグランドピアノがたまに鳴ります。ワインを中心にカクテル、シングルモルト、日本酒、焼酎等できるだけ品質の高いお飲みものをそろえるように努力いたしております。
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