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幼稚な料理その42

 4人の目に失望の色がありあり。
『おまえかー、おまえが弾くんかぁー』
 目がそのように訴えている。
「なんか聴いていただきましょうか?」
「何を弾いていただけるんですか?」
 若い女性は礼儀正しい言葉遣いをする。良家の子女風。
「はー、まー、適当に」
 人様にお聴かせできるレベルではない。趣味でピアノをしている割にはまーまー上手かな、レベルである。大学卒業後、アゴナシュ先生に10年間師事した。リスト音楽院からモスクワ音楽院に国費留学したハンガリーの俊才だった。彼は目の前で指定されたテンポでショパンのエチュードを軽々と弾いて見せた。
「コンナン、ダレデモ、ヒケルンヤデー」
 おかしな河内弁を使うユーモラスな先生だった。せっかくある程度物にしたピアノの技術。20年近くサボって腕に錆がまとわりついてきしんでいる。
「じゃー、何かお願いします」
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テーマ : 料理
ジャンル : 趣味・実用

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祝復活 アゴナシュ先生のお話

 錆ついても、それなりに動いてくれるテクニックではないかと思います。若い時に習っておいて、今は本当に感謝しています。「指というのは元来馬鹿なものだから、腕でフォーローせよ」これは本当に極意ですね。妻は「昔から腕を磨けとは言っても、指を磨けとはいわないわね」と、上手いことを言っています。どうやったら会得できるか、そう簡単には教えません。極意、門外不出、秘伝中の秘伝、ハンガリーの秘宝、アゴナシュマジック。
 モーツアルトのコンチェルト20番を練習中。

モーツアルト

ぜひ
オーケストラの連中と
競演してください。

んー、どこかないかなー。

コンチェルト

ありがとうございます。もしあと40年ぐらい生きていて、まだ弾く腕が残っていたら、物珍しさで誰かが企画してくれるでしょう。
 サヴァリッシュのように自分で指揮もしながら弾きます。カデンツは勿論自作、いや即興演奏で延々とお客さんが帰ってしまうまで。90の爺さんになるまで、夢を抱いておきます。

プロフィール

higemaster

  • Author:higemaster
  • 桜咲くころ=淡路島の地鶏焼きをメインに熊本直送馬刺し、鹿児島の親鶏、黒毛和牛のてっちゃん、ほか、おいしい一品料理を楽しめます。また、日本酒、焼酎、ワインがリーズナブルに楽しめます。
    ピアノバー・トップウイン=1935年製の古いスタインウェイのグランドピアノがたまに鳴ります。ワインを中心にカクテル、シングルモルト、日本酒、焼酎等できるだけ品質の高いお飲みものをそろえるように努力いたしております。
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