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バー物語(フィクション)№20

 8月は16万円の黒字。ママに8万円渡す。
 「十分だよな」西田氏は満足げだった。
 お座敷バーの営業が終わったあくる日、私物の運び出しや看板の取り外しをしていたときにママに呼ばれた。
 「北口市場の傘屋さんが空き店舗になってるわよ」
 私は意味が分らなかった。
 「やってみない?バー」
 はー?私がぁ?
 「泉さんは面白いってお客さんにも評判だったわ。このまま終わるには惜しい気がするの」
 西田氏に相談した。現役の高校教員。そんなことを言われて相談する私も私だが。
 「ふーん。一度見に行こうか。その傘屋さん」
 傘屋さんは西宮北口の北側。東出口の階段を降りてすぐのところにあった。黄色いテント。表から覗くとガラスのショーケースがいっぱいあった。5坪くらいかな。表に『空き店舗、テナント募集』と書いてあった。
 「ま、寿司でもつまみながら」
 西田氏は北口市場にある吾妻寿司に向かって歩き出した。傘屋さんから歩いて50歩くらいにある。
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テーマ : 連載小説
ジャンル : 小説・文学

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  • 桜咲くころ=淡路島の地鶏焼きをメインに熊本直送馬刺し、鹿児島の親鶏、黒毛和牛のてっちゃん、ほか、おいしい一品料理を楽しめます。また、日本酒、焼酎、ワインがリーズナブルに楽しめます。
    ピアノバー・トップウイン=1935年製の古いスタインウェイのグランドピアノがたまに鳴ります。ワインを中心にカクテル、シングルモルト、日本酒、焼酎等できるだけ品質の高いお飲みものをそろえるように努力いたしております。
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