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フィクション★ハタッチⅡその43

「あのぅ、校長…」
 科長が声を出す。
「彼の門下生のほとんどの親がここに来た事を思えば、専門のピアノのレッスンには問題なかったと思われます。ところが、ソルフェージュの団体授業を受けていた連中を巻き込んでの今回の事件でした。ソルフェージュを降ろして、ピアノのレッスンに限って戻してやれば…、と思いますが、いかがでしょう?」
「水井君、科長はあぁ言ってるが、どうかね?」
「……、えー、ワタクシといたしましては、戻れるだけでも望外の幸せでございます」
「ちっ。ほんまに大丈夫かいな」
 普段、標準語でしゃべる校長が関西弁を使った。
「今度の定演でピアノ協奏曲のソロを弾く子も元々は水井の生徒です。ピアノの指導には問題ないでしょう」
 科長が食い下がる。
「わかった。11月から復帰させる。ただし、ピアノレッスンに限る」
 水井は直立して、二人に深々と頭を下げた。
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テーマ : 自作連載小説
ジャンル : 小説・文学

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Happy Xmas☆

いよいよ、戻られるんですね!!
それにしても…犯人?は…。
もう…見つからないの…でし…
なんとなく、臭い?みたいのがわかるとスッキリ?するのですが…(^_^;)

大きい黒さまへ

犯人?いるよ。最後に出てくるよ。ふふふ。実は犯人、最近ひらめいたんです。それで、私のこの恥部を書こうと思ったんです。自戒をこめてます。
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  • Author:higemaster
  • 桜咲くころ=淡路島の地鶏焼きをメインに熊本直送馬刺し、鹿児島の親鶏、黒毛和牛のてっちゃん、ほか、おいしい一品料理を楽しめます。また、日本酒、焼酎、ワインがリーズナブルに楽しめます。
    ピアノバー・トップウイン=1935年製の古いスタインウェイのグランドピアノがたまに鳴ります。ワインを中心にカクテル、シングルモルト、日本酒、焼酎等できるだけ品質の高いお飲みものをそろえるように努力いたしております。
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