AX

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

フィクション★ハタッチⅡその30

「困りました。この中にあると思っていたので…」
「ないですわ」
 よほどの自信があるのだろう。筆跡鑑定家は断定し続ける。
「先生。では見方を変えてください。そのままの自分の筆跡を書く馬鹿はいないでしょう。似ている、という範囲に拡大するとどうでしょう?」
「そりゃー、似ているのはありますよ。でも、同一筆跡ではありません」
「ふむふむ。先生のおっしゃるのは理解できました。この中から、似ているという鑑定をお願いできますか?」
「は?そんなんでよろしいんか?」
「はい。そんなんでよろしいどす」
「では、鑑定書、書いときます。明日、来てください」
 水井は、似ているという鑑定書で今後、なんとか動いてみようと思った。が、半分以上、復帰はあきらめた。なんだか面倒くさくなってきたのである。
スポンサーサイト

テーマ : 自作連載小説
ジャンル : 小説・文学

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

higemaster

  • Author:higemaster
  • 桜咲くころ=淡路島の地鶏焼きをメインに熊本直送馬刺し、鹿児島の親鶏、黒毛和牛のてっちゃん、ほか、おいしい一品料理を楽しめます。また、日本酒、焼酎、ワインがリーズナブルに楽しめます。
    ピアノバー・トップウイン=1935年製の古いスタインウェイのグランドピアノがたまに鳴ります。ワインを中心にカクテル、シングルモルト、日本酒、焼酎等できるだけ品質の高いお飲みものをそろえるように努力いたしております。
最近の記事
カテゴリー
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索
RSSフィード
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。