AX

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

フィクション★ハタッチⅡその24

 校長室に呼ばれた赤井。水井の事で、と音楽科長から耳打ちされていた。が、何を聞きたいのか、想像できない。
「水井を戻すタイミングがつかめないでいる。赤井先生、どう思うかね」
「どうして私に聞くのです?音楽科長とご相談なさっては?」
「それはそうですが、客観的な立場で参考意見を聞きたくてね。どうも、音楽科長は水井寄りのような気がして…。赤井先生は生活指導の面でもバリバリやってもらっているし、音楽科の授業も担当している。いろいろなうわさや評判が耳に入っているのではないかと…。そう思ってね」
 生活指導の責任者としての赤井の手腕の高さも衆目の一致するところである。ある年の卒業式で、制服を着てこなかった生徒数人を頑として講堂に入れなかった。卒業証書も渡さない、つまり卒業もさせないと言い放った。生徒とその親の抗議など一切耳を貸さず、突っぱね通す。裁判所に、と親が言ってきても、どうぞどうぞと涼しい顔。根負けした生徒と親は、平身低頭謝って、ようやく卒業証書を手にすることとなる。この高校では、問題が起ると赤井に聞けと、マニュアル化されているのか。今回の件、校長も例外ではなかった。
 
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

higemaster

  • Author:higemaster
  • 桜咲くころ=淡路島の地鶏焼きをメインに熊本直送馬刺し、鹿児島の親鶏、黒毛和牛のてっちゃん、ほか、おいしい一品料理を楽しめます。また、日本酒、焼酎、ワインがリーズナブルに楽しめます。
    ピアノバー・トップウイン=1935年製の古いスタインウェイのグランドピアノがたまに鳴ります。ワインを中心にカクテル、シングルモルト、日本酒、焼酎等できるだけ品質の高いお飲みものをそろえるように努力いたしております。
最近の記事
カテゴリー
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索
RSSフィード
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。