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フィクション★ハタッチⅡその22

「こりゃ、ウミタナゴじゃねーか」
 東田が叫ぶ。大きさ、30センチほどか。大きく見える。
「食べれます?」と中畑。
「塩焼きかな」
 東田は料理も上手だ。昼飯が楽しみだ、と水井はほくそ笑んだ。
 その後、3人で和歌山、淡路島、日本海と遠征もした。回数を重ねると、水井も釣りが面白くなってきたようだ。
 
 7月初め、校長は高校近くの銀行で、真っ黒に日焼けした水井を見かける。
 変わって校長室で。
「どういう事だ」
 語気荒く音楽科長にたずねる校長。
「どういう事って?」
「あの水井、全然反省しとらんじゃないか」
「あのぅ、意味が…、よく…」
「さっき、銀行で水井に会った。顔が真っ黒。遊びまくってるのじゃないかね」
「長い間、彼とは会ってないので…」
「あながち、投書に書いてあるのは本当なのじゃないのかね」
「……」
「ほれ、生徒に嫌われてるとか、気持ち悪がられてるとか」
「はー」
「ま、良い。赤井先生を呼んでくれ」
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テーマ : 自作連載小説
ジャンル : 小説・文学

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  • Author:higemaster
  • 桜咲くころ=淡路島の地鶏焼きをメインに熊本直送馬刺し、鹿児島の親鶏、黒毛和牛のてっちゃん、ほか、おいしい一品料理を楽しめます。また、日本酒、焼酎、ワインがリーズナブルに楽しめます。
    ピアノバー・トップウイン=1935年製の古いスタインウェイのグランドピアノがたまに鳴ります。ワインを中心にカクテル、シングルモルト、日本酒、焼酎等できるだけ品質の高いお飲みものをそろえるように努力いたしております。
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