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フィクション★ハタッチその13

 笑いながら先生は本箱から透明で小さなボトルを手に取った。
「これ知ってるか?」
「いえ」
「スピリタスといウオッカや」
「はい」
「どうしてウオッカができたか知ってるか」
「いいえ」
 ウオッカは蒸留酒。蒸留酒が出来た背景は錬金術にあるらしい。
「何もないところから金を作ろうとして、蒸留技術が生まれた。ワインを蒸留してブランデー、ビールを蒸留してウイスキー、雑穀の発泡酒からウオッカ…」
「はぁー」
 俺は先生が何を言おうとしているのか想像できない。
「芸術の点数ってな、ハタッチよ。ピュアなアルコールに近いと思う」
「はい」
 100パーセントに近いアルコール、蒸留に蒸留を重ねて不純物のない液体が完成度の高い芸術に相通ずると先生は言う。
「スピリタスは98度。飲んでみるか?」
 俺はグラスに注がれた液体の匂いをかいだ。
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テーマ : 自作連載小説
ジャンル : 小説・文学

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夜分に・・・

先生、よ~く、考えたら、み~んな高校生…ですよね…\(◎o◎)/!
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higemaster

  • Author:higemaster
  • 桜咲くころ=淡路島の地鶏焼きをメインに熊本直送馬刺し、鹿児島の親鶏、黒毛和牛のてっちゃん、ほか、おいしい一品料理を楽しめます。また、日本酒、焼酎、ワインがリーズナブルに楽しめます。
    ピアノバー・トップウイン=1935年製の古いスタインウェイのグランドピアノがたまに鳴ります。ワインを中心にカクテル、シングルモルト、日本酒、焼酎等できるだけ品質の高いお飲みものをそろえるように努力いたしております。
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