教員Aその214
大阪行きの快速電車がホームに入ってきた。快速といっても明石までは各駅停車である。
「先生、さよならね。お元気で」
委員長が最後の締めにかかった。
「あぁ、では…」
電車に乗り込んでドアのところに立つ。
プッシュー。扉が閉まる。
軽く振動。動き出す。
数人、手を振り出した。
泣く子は…、いない。皆さん大きく手を振って笑っている。どこまでも明るい25人のクラスだった。
「先生、さよならね。お元気で」
委員長が最後の締めにかかった。
「あぁ、では…」
電車に乗り込んでドアのところに立つ。
プッシュー。扉が閉まる。
軽く振動。動き出す。
数人、手を振り出した。
泣く子は…、いない。皆さん大きく手を振って笑っている。どこまでも明るい25人のクラスだった。
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