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教員Aその193

「せっかく縁あってこの学園にお世話になったのに、また、立派な校長先生にお会いできたのに…、情けないです」
 私は大粒の涙を流した。
「いえ、そんな…。A先生、よくやってくださいました。新天地でもがんばってください」
 校長先生は立ち上がって私の手を両手できつく握った。
「なーんにもお役に立てませんでした。お許しください」
 深く頭をたれて、席を立った。
「失礼します。ありがとうございました」
 静かな声で言った。鼻をすすった。ドアを開けてもう一度深くお辞儀した。
「ありがとうございました」
 ドアをゆっくり閉めて廊下に出た。
 まー、これぐらいで勘弁してもらおう。コーヒー。カフェ・ド・ソロの豆を買ってきていた。おいしく立てて片山先生にも飲んでもらいましょ。
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テーマ : 自作連載小説
ジャンル : 小説・文学

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  • 桜咲くころ=淡路島の地鶏焼きをメインに熊本直送馬刺し、鹿児島の親鶏、黒毛和牛のてっちゃん、ほか、おいしい一品料理を楽しめます。また、日本酒、焼酎、ワインがリーズナブルに楽しめます。
    ピアノバー・トップウイン=1935年製の古いスタインウェイのグランドピアノがたまに鳴ります。ワインを中心にカクテル、シングルモルト、日本酒、焼酎等できるだけ品質の高いお飲みものをそろえるように努力いたしております。
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