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教員Aその186

 2月も終わろうとするころ、私はホームルームの時間、この学校を辞める事を伝えた。
「えー」
 全員が驚く。と同時に笑い出す子もいた。
「お別れ会しよー」
「そうそう」
「どこでしよう」
「やっぱり姫路の駅前がいいな」
「私、ハンバーグがいい」
「反対。お寿司にしよう」
「反対。焼肉がいい」
「26人入れるお寿司屋さんはないと思います」
「そう思います」
「焼肉は嫌いです」
「私も嫌いです」
「中華はどう?」
「賛成。中華がいいと思います」
「それがいいと思います」
 普通、次の学年の担任が誰になるか心配するだろう。この子たちはお別れ会の会場の心配をしている。本当に高校2年生か。
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テーマ : 自作連載小説
ジャンル : 小説・文学

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ちょっと、おもしろいです(^v^)

驚く…このリアクションは、良しとして…
笑いだすって…

ほんとに…
あとは、食べ物の心配なんですね(+_+)

ある意味、純粋?というのか…??

いよいよ…とうとう…やめちゃうんですね。

はい。

もうすぐやめます。あの子達、ええ年したおばはんになってるんやろね。47才。孫がいても驚かない年ですね。
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  • Author:higemaster
  • 桜咲くころ=淡路島の地鶏焼きをメインに熊本直送馬刺し、鹿児島の親鶏、黒毛和牛のてっちゃん、ほか、おいしい一品料理を楽しめます。また、日本酒、焼酎、ワインがリーズナブルに楽しめます。
    ピアノバー・トップウイン=1935年製の古いスタインウェイのグランドピアノがたまに鳴ります。ワインを中心にカクテル、シングルモルト、日本酒、焼酎等できるだけ品質の高いお飲みものをそろえるように努力いたしております。
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