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教員Aその163

 その練習の後、一人の隊員の家に食事に招かれた。宇崎先生、音楽隊の指揮者、コンサートマスター他数人の隊員。
「先生の指揮棒はナイフをかざしているように殺気までかんじますなー」
 一人の隊員が褒め言葉を述べた。
「そう、そう」
 他のメンバーも相槌を打つ。
「指揮棒の先から無限のエネルギーを感じますなー」
「そうそう」
 こういったお世辞やら本気やらわかりにくい会話が延々と続く。私は精神的なことより技術的なことに興味があった。どうして50センチほどの指揮棒から、色々なニュアンスを引き出せるのか。隊員たちの会話はかえって退屈に感じる。
「Aさんは?」
 宇崎先生、ちっとも会話に乗ってこない私に話をふる。
「不思議です」
「何が?」
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テーマ : 自作連載小説
ジャンル : 小説・文学

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  • 桜咲くころ=淡路島の地鶏焼きをメインに熊本直送馬刺し、鹿児島の親鶏、黒毛和牛のてっちゃん、ほか、おいしい一品料理を楽しめます。また、日本酒、焼酎、ワインがリーズナブルに楽しめます。
    ピアノバー・トップウイン=1935年製の古いスタインウェイのグランドピアノがたまに鳴ります。ワインを中心にカクテル、シングルモルト、日本酒、焼酎等できるだけ品質の高いお飲みものをそろえるように努力いたしております。
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