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教員Aその140

 やれやれ、これで安心して修学旅行に行ける。おっと、日本交通公社にお断りの電話をしなければ。
 放課後、日本交通公社の営業の方が来られた。顔は真っ青である。
「先生、ホテルもバスの手配もいたしました。なんとかなりませんか」
 背の高い男が腰を90度に曲げて震えている。
「生徒25人の小旅行。なくなってもどうってことないでしょ」
「いえ。そういうわけには…」
「今年はええやん。来年、もう少しまじめにやったら?」
「なんとか…、できませんか?」
「なんとかしなかったのはキミです。では」
 私は彼から離れた。一件落着と思ったが組織とはそうはいかないらしい。 
 杉谷先生が険しい顔をして私に近づいてきた。
「旅行会社、勝手に変えたんか。さっきの男は東武トラベルやったんか」
 言葉がきつい。怒っているようだ。
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テーマ : 自作連載小説
ジャンル : 小説・文学

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  • 桜咲くころ=淡路島の地鶏焼きをメインに熊本直送馬刺し、鹿児島の親鶏、黒毛和牛のてっちゃん、ほか、おいしい一品料理を楽しめます。また、日本酒、焼酎、ワインがリーズナブルに楽しめます。
    ピアノバー・トップウイン=1935年製の古いスタインウェイのグランドピアノがたまに鳴ります。ワインを中心にカクテル、シングルモルト、日本酒、焼酎等できるだけ品質の高いお飲みものをそろえるように努力いたしております。
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