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教員Aその111

 日乃日乃学園の授業は週に15時間。ピアノの実技、3時間が3学年、ソルフェージュが4時間、普通科の保育科進学が2時間。合わせて15時間。平均して1日に3時間は自由時間を持てる。去年はほとんどピアノをさわらなかった。が、今後、空き時間をピアノ協奏曲練習にあてることにした。1週間ほど練習を重ねて下村先生のレッスンに行く。
「ま、弾いて頂戴」
 下村先生はこのラベルの左手のコンチェルトの伴奏を本番で何回かしたことがあると言う。先生はいきなり指定テンポで弾き出した。私が暗譜が出来ていて当たり前のような顔つきだ。
「弾けるのね」
「はぁー」
「あなた、大学で弾いた?」
「いいえ。初めてです」
「あら、そう。で…」
「はい」
「指揮者に連絡した?」
「何をです?」
「レッスンをお願いしなさい」
「え?レッスン?」
「そう、宇崎先生に電話しなさいよ」
 ビスタフィルハーモニーの指揮者の名前を宇崎崇という。
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テーマ : 自作連載小説
ジャンル : 小説・文学

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  • 桜咲くころ=淡路島の地鶏焼きをメインに熊本直送馬刺し、鹿児島の親鶏、黒毛和牛のてっちゃん、ほか、おいしい一品料理を楽しめます。また、日本酒、焼酎、ワインがリーズナブルに楽しめます。
    ピアノバー・トップウイン=1935年製の古いスタインウェイのグランドピアノがたまに鳴ります。ワインを中心にカクテル、シングルモルト、日本酒、焼酎等できるだけ品質の高いお飲みものをそろえるように努力いたしております。
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