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教員Aその92

「どこがどう?具体的に言ってください」 
 何とか冷静な、それでもかなり頭にきてそうな一人の男が詰め寄ってきた。
「責任者?あんた責任者?」
「いや。それは…」
「あ、思い出した。宮…、宮…、みや…」
「宮本です」 
「ここにいないの?」
「いえ、呼びます」
「どこにいるの?すぐに呼んでよ」
 宮本正氏。ついこの前の秋、姫路の市民会館で日乃日乃学園音楽科の先生方によるジョイントコンサートがあった。新任である私は強制的に出さされた。私が卒業した京都芸大はスパルタ教育。ピアノ科の学生は一年間、6回は人前で弾いた。しかも30分以上の曲はざら。日乃日乃学園ジョイントコンサートの持ち時間は10分以内。ほとんど練習せずに出演した。曲目はプロコフィエフのピアノソナタ第3番。その時のピアノを調律したのが宮本氏。不満がまったくない調律だった。彼なら話がわかるはず。
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テーマ : 自作連載小説
ジャンル : 小説・文学

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  • 桜咲くころ=淡路島の地鶏焼きをメインに熊本直送馬刺し、鹿児島の親鶏、黒毛和牛のてっちゃん、ほか、おいしい一品料理を楽しめます。また、日本酒、焼酎、ワインがリーズナブルに楽しめます。
    ピアノバー・トップウイン=1935年製の古いスタインウェイのグランドピアノがたまに鳴ります。ワインを中心にカクテル、シングルモルト、日本酒、焼酎等できるだけ品質の高いお飲みものをそろえるように努力いたしております。
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