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教員Aその53

 もう一度カウンターに座る。クリーム色のチラシが目に入った。
『コーヒーは85度C以下で入れるべし、byカフェ・ド・ランブルの関口氏』と書いてある。
「すべのコーヒーですか?この85度…」
 私は恐る恐るマスターに訊ねた。
「まぁ、こっちのほうやね」
 こっちのほう、とは豆の種類が買いてある。マンデリン、トラジャ、インドマイソール、ハワイコナ…。つまり、ブレンドではなく、単種類の豆を味わうときにその温度という事か。
「では、マンデリンを…」
 意味なく目に入ったコーヒー豆をオーダーした。
「砂糖、ミルクは?」
「なしで…」
 気のせいか、マスターの口髭がピクッと動いたような気がした。
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テーマ : 自作連載小説
ジャンル : 小説・文学

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higemaster

  • Author:higemaster
  • 桜咲くころ=淡路島の地鶏焼きをメインに熊本直送馬刺し、鹿児島の親鶏、黒毛和牛のてっちゃん、ほか、おいしい一品料理を楽しめます。また、日本酒、焼酎、ワインがリーズナブルに楽しめます。
    ピアノバー・トップウイン=1935年製の古いスタインウェイのグランドピアノがたまに鳴ります。ワインを中心にカクテル、シングルモルト、日本酒、焼酎等できるだけ品質の高いお飲みものをそろえるように努力いたしております。
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