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ダービー物語 ある男の挑戦その2

 そのグランパズドリームの馬主は岡田繁幸36才。尊敬する人物は吉田善哉という。吉田善哉の初ダービー制覇のレースで自分の馬が2着に来た。何かの縁であろうか。岡田繁幸は思う。
『俺もいつか、必ず、きっと』
 それから18年後の2004年。ダービーを狙える馬を出走させる。その名はコスモバルク。皐月賞では惜しくもダイワメジャーの2着。圧倒的な1番人気であったにもかかわらずだ。今度こその、第71回東京優駿。2番人気、5枠9番で出走。結果、キングカメハメハから遅れること、1秒2。惨敗と言ってよい。屈辱の8着であった。

 今年、58才になる岡田繁幸は静かにダービー制覇を狙っている。マイネルチャールズ。前走の皐月賞は3着。1番人気、5枠9番であった…。今回の第75回東京優駿。マイネルチャールズは5枠9番。もう、負けられない。マイネルチャールズがコスモバルクがダービーで付けたと同じゼッケン、皐月賞と同じゼッケンをつけて優勝する。岡田繁幸は思うであろう。吉田善哉さんより7つ若くダービー馬を持てたと。
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ダービー物語 ある男の挑戦その1

 1986年5月25日、第53回東京優駿(日本ダービー) に勝ったのはダイナガリバー 。募集価格1口200万円の牡馬であった。所有する社台ダイナースサラブレッドクラブは1頭20口で募集。つまり4000万円。当時のクラブの相場からは考えられない高額なサラブレッド。パンフレットにはこう書かれている。
『間違いなくクラシックを狙える』
 吉田善哉を長におく社台ダイナースサラブレッドクラブ自信満々の募集馬であった。ダービーに先んじて行われるのは皐月賞。順当にダイナガリバーは皐月賞に駒をすすめたが、勝ったのは同クラブのダイナコスモス。ダイナガリバーはなんと10着。ちなみにダイナコスモスの募集価格は35万円。ガリバーの6分の一である。
 NHKはその年、ダービー番組を製作した。日高、浦河の小規模牧場が日本一大きな牧場の社台ファームに挑戦する内容である。撮影はダービーにむけて現在進行形で行なわれる。NHKの望むシナリオは大牧場社台に勝つ小さな浦河の牧場であったと思う。が、勝ったのは社台ファーム生産のダイナガリバー。総帥の吉田善哉は1着でゴール板をかけぬけようとする愛馬に小さな声で叫んでいた。
「ガリバー、ガリバー、ガリバー………」
 後は声にならなかった。社台ファーム初のダービー制覇。男泣きに泣いた。NHKが撮影したのは感動で動けなかった吉田善哉65才。
 そのダービーの2着はグランパズドリーム。14番人気。まさに、『おじいさんの夢』を引き連れたダイナガリバーのダービー制覇であった。

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インド人のダビダビ

第75回ダービー
インド人の予想
◎⑨麻衣寝る茶坊主
○⑧毎度毎度困るど
▲④竹?蜜柑?土?
△⑦お笑いジャックと豆の木
△①深いすかーい
×⑯迷走有利?


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グラスの雫№6 ブラックニッカその29

「本場のスコッチの人達の事は、よくわからないのですが、日本が生んだスコッチ職人の竹鶴政孝さんのことは存じ上げてますよ」
 竹鶴政孝。1894年生- 1979年没。ニッカウヰスキーの創業者であり、日本のウイスキーの父とも呼ばれている。広島の日本酒のお蔵、竹鶴酒造株式会社とは親戚筋らしい。
 彼は、1916年、大阪高等工業学校(現大阪大学)の醸造学科を卒業して、大阪市の摂津酒造に入社。そこで、模造ワインの製造を担当。大学出たての22才の若き主任技師は世間でいきなり注目を浴びる。

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グラスの雫№6 ブラックニッカその28

「コチシュの話、マスターが習ったアゴナシュ先生から聞いたんですね」
 藤田氏のロックグラスはとうに空になっていた。
「ええ。アゴナシュ先生はよくしゃべる人でした。色々なエピソードをいっぱい話して下さいました。アゴナシュ先生はコチシュ先生より10才年上ですが、仲がよかったらしいです」
 藤田氏はニコッと笑って、軽く頭を下げて帰っていかれた。

 2年後の1997年の夏、新しいビルにTOP WINが引越しをする。藤田氏との天才の話の続きは、新店舗で再開された。
「マスター、以前天才の話をしたことありますね。洋酒の天才っていました?」

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  • 桜咲くころ=淡路島の地鶏焼きをメインに熊本直送馬刺し、鹿児島の親鶏、黒毛和牛のてっちゃん、ほか、おいしい一品料理を楽しめます。また、日本酒、焼酎、ワインがリーズナブルに楽しめます。
    ピアノバー・トップウイン=1935年製の古いスタインウェイのグランドピアノがたまに鳴ります。ワインを中心にカクテル、シングルモルト、日本酒、焼酎等できるだけ品質の高いお飲みものをそろえるように努力いたしております。
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