バー物語(フィクション)№298
公団の担当者は難しい顔をした。
「トイレを別箱で…。どうしてもですか?」
「私が考えるにエレベーターの斜め向かいに空きスペースが出来そうです。そこに…」
「ううむ。即断できないのでお時間を下さい。それより、もっと難題がこの4段の棚ですね」
私の図面を見て腕を組んだ。何が難しいのか私にはわからない。実際、私は自分で3段の棚を作った。棚は真鋳の棒で支えている。
「何がネックになってるんでしょうか」
「壁が耐えれるかどうか…」
私は説明をした。現在、棚を金属棒で支えている。今回も出来るのではないかと。
「金属ですか…。これも宿題ということで。で、カウンターの後ろにもカウンター?」
私の小さなバーは入りきれないとき、お客様は立って飲んでいた。気の毒なのだがしかたない。引越し先が同じ席数なら、またおこりうる。立ち飲みスペースを確保したかったのだ。
「トイレを別箱で…。どうしてもですか?」
「私が考えるにエレベーターの斜め向かいに空きスペースが出来そうです。そこに…」
「ううむ。即断できないのでお時間を下さい。それより、もっと難題がこの4段の棚ですね」
私の図面を見て腕を組んだ。何が難しいのか私にはわからない。実際、私は自分で3段の棚を作った。棚は真鋳の棒で支えている。
「何がネックになってるんでしょうか」
「壁が耐えれるかどうか…」
私は説明をした。現在、棚を金属棒で支えている。今回も出来るのではないかと。
「金属ですか…。これも宿題ということで。で、カウンターの後ろにもカウンター?」
私の小さなバーは入りきれないとき、お客様は立って飲んでいた。気の毒なのだがしかたない。引越し先が同じ席数なら、またおこりうる。立ち飲みスペースを確保したかったのだ。